マヌカハニー採取現場での盗難

前回の盗難についてであるが、これは本当に困ったもので各地の養蜂家たちは頭を悩ませている。特にマヌカハニーの採取現場で続発し、私のところも色々と防犯対策を考えているが、こうしたゲリラ的行為は非常に予防が難しい。最新技術の導入なども考えているが、いずれの蜂場もインターネット環境外であるため、カメラなどによるリアルタイムの管理は難しい。収録型のカメラを取り付けることも考えたが、カメラ自体を壊されたなどの話もある。一時はカメラ画像を無線で衛星利用して現場を管理することも考え、業者に相談したこともあった。しかしこうした定置養蜂ではマヌカ蜜の質向上の点で関心できない。それは今年高活性のマヌカ蜜が採れたからといって、同じ場所で必ず安定して採れるものではないからだ。

巣箱の設置場所は同じ養蜂場内でも常にその年の蜜源であるマヌカの開花予想や降雨量、その他の細かなデータから決定しなければならない。以前はこうした盗難はたまにしかなかったが、マヌカハニーが高値で取引されるこの数年、収穫期が近づくと頻繁に発生するようになってきた。トラックで来て巣箱そのものをも持っていってしまうのでたまったものではない。GPSを使って位置情報が出るようなシステムを・・・などとも思っている。

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