蜜酒の所以から分かること

前回の蜜酒についてであるが、どこの国でも酒には税金をかけ、税収として非常に優れているのでこれを見逃す国はどこにもない。かつてアメリカで禁酒法が制定され13年間続いたこの間は密造者の天国で、方々で密造業者が現われ米国中に輸送された。その一方で取締官も躍起となったことだろう。
密造酒作りは ”Moonshine” と呼ばれ、今でもアメリカなどでは法の目をかいくぐり行われているようだ。禁酒法が制定された当時アル・カポネを首領とする時代があり、密造をする人を ”Moonshiner” と言い、今でもその腕を競っていて、どこどこの ”Moonshiner” が作る酒は絶品だなどと一般人に人気があるそうだ。フロリダの Daytona Beach というところに娘が20年留学し住んでいたが、ここは自動車レースで有名なところ。このレース場のはじまりは ”Moonshiner” たちが警察車両から追いかけられても勝てるような高性能な車を作ったことがはじまりだったとのこと、真偽は別として、いかにもアメリカらしくて面白い。
因みに ”Moonshine” の意味は読んで字のごとく、人目をはばかって月夜に作るからなのだろう。量産される市販の酒はどうしても添加物が多く入っていて頭が痛くなったり、悪酔いしたりすることは誰でも経験があると思う。これは大量生産されるマヌカハニーと称される製品と、私の作るオーガニック蜂蜜の違いといえばわかり易いのではないだろうか?

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