蜂蜜から作られる ”Honeymoon”

少し前にミツバチが採取してきた花蜜を内役蜂が羽で体温による旋風を起こし、長時間かかって水分を飛ばすことで糖度80%に至る完熟蜂蜜を作る話をした。これは既に話したように越冬用の貯蜜であり、水分を除去しないと菌類によって発酵・腐敗してしまうことを防ぐためである。
ギリシャには、結婚したての夫婦がその月は蜂蜜から作った酒を飲む習慣が昔からあるようだ。これが ”Honeymoon” の語源となったと言われている。
蜜酒は簡単で(どこの国でも酒税法に違反するため酒造りには許可が必要です)蜂蜜を適量の水で薄めて市販のドライイーストを溶かし込めば、すぐ発酵がはじまり炭酸ガスが出てくる。二週間もすれば蜜酒(密酒)ができることになる。度数の強さは薄め具合による。これを銅管と圧力鍋を利用して蒸留すればブランデー(?)つまり焼酎ができるが、蒸留初期段階で有毒のメタノール類や発癌物質が濃縮されて出てくるので要注意が必要だ。勿論法令尊守なので、あくまでも理論上の話です。

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