マヌカ樹木とカヌカ樹木の違い

マヌカハニーはマヌカ木の花蜜を働き蜂が巣に持ち帰り、多くは越冬の為の貯蜜となる。蜂の習性なのか花蜜があるまでは際限なくため込み、もうこれでよいという事はない。生存していくための本能だろう。
日本では、”マヌカの開花期は春から夏に咲く花” とインターネットなどで一般的には紹介されている。しかしこれは自然環境とマヌカ樹木の種類・樹齢によって大きな差があり、まったく一定ではない。もちろん春先の開花が多いが、まだ春になる前から満開になる木もあり、非常に気まぐれである。開花時期の予測は毎年難しく、これは蜂飼いにとってプランが立て難い事になる。

酷似した木にカヌカがある(写真は拙宅の雑木林中のカヌカ木)。マヌカもカヌカもマウリ語だがその見分けは、カヌカの方が樹勢が縦に伸び背が多少高く、葉はマヌカのように固くない。開花はマヌカに比べ少し遅い。マヌカに比べ薬効成分など特異性がない。マウリ族はマヌカ樹木の種子・皮・根・葉柄などを昔から利用し、薬木としての恩恵を受けてきたがカヌカには特段それがない。以前、カヌカ蜜にも活性度があると報道されたことがあったが定かではない。

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