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活性力について

マヌカ樹木には亜種も含め実に多くの品種が存在し、中でも強い活性度の花蜜を分泌するのはインカナム種*(Incanum)という品種です。TCN直営養蜂場ではニュージーランド北島の複数箇所に約200エーカー規模、推定150万本のインカナム種が群棲する山岳地帯で養蜂を展開しています。この花蜜は、マヌカハニーの特有成分メチルグリオキサール(MGO)の前駆体ジヒドロキシアセトンを多く含み、ミツバチ達が巣箱内へ運ぶことにより貯蔵蜜として蓄えられます。MGOの産生には巣箱内の環境と、このジヒドロキシアセトンが最も重要となります。
マヌカハニーの活性度ランクは、MGO含有量によって決定されますが、マヌカハニーの特有成分がまだ特定されなかった頃、活性度ランクに対する様々な試験方法が存在していました。当時の試験といえば消毒液のフェノールによる比較試験でしたが、この試験法では大きな誤差が生じる欠点があることから、MGOの発見以後はその信頼性を失いました。ニュージーランド第一次産業省(旧農務省)は、MGOを唯一の指標と定め、その表示を義務付けると共に従来の活性度試験を否定しました。
 さらに、マヌカハニーの生産量をはるかに凌ぐ製品が、マヌカハニーと称されて輸出されている事実から、活性度の偽表示が問題化し国際間の訴訟にまで発展しました。このままではハチミツだけに関わらず、ニュージーランド全体の一次産業の世界的信用をも失墜させてしまう懸念から、ニュージーランド第一次産業は多くの表示方法(NPA・TA・UMF等々)を不認証とし、全製品にメチルグリオキサール(MGOまたはMG)の含有量表示の義務付を実施しています。
*マヌカ樹木の品種インカナム®は、TCNの登録商標です。

MGOについて

MGOとフェノール希釈液の相関表

天然メチルグリオキサール(MGO)は、グリオキサールにメチル基がついたグルコース由来の高反応物質で強い活性作用が特徴となります。地球上の全ての生物に広く存在し、生体内で作られる物質でもあります。食品中にも微量ながらも含有されています。

つまり、メチルグリオキサール自体は、マヌカハニー以外にも普通に含まれているものということです。ただ、食品中に含まれるメチルグリオキサールは、通常であれば多くてもコーヒーやココアなどの場合でいえば、1kgあたりで40mg程度となります。

TCNストロングマヌカハニーMGO®1100+【活性強度39+】は、その30倍にもあたる1142mg/kgが含有されていて、これは他の食品では見ることができない驚異的な数値です。
ストロングマヌカハニーの魅力はこのMGO数値にあります。一般的なマヌカハニーのメチルグリオキサール含有量は現実的に100~550mg/kgです。これに対してTCN製品は、最高ランク品で1100mg/kg以上。このクラスの活性力グレードは、産地ニュージーランドでさえも販売されていません(弊社以外での取扱いはほぼございません)。メーカー側としては高ランクの製品を100%の純粋製品として販売するよりも、低ランク製品とのブレンドにより活性度をある程度上げたブレンド品を量産するほうが商売になるからです。つまり売り手にとっても買い手にとっても、そこそこのレベルの製品が利益面でも供給面でも理にかなっているのです。
 にメチルグリオキサール(MGO)の産生は、マヌカ木の花蜜中に含まれるジヒドロキシアセトンが37~39℃(ミツバチの体熱)の温度で加温される段階で、マヌカ花蜜中のジヒドロキシアセトンが、ゆっくりとMGOに変化してゆきます。ジヒドロキシアセトンはMGOの前駆体、つまりMGOを生成する前段階の物質であることが近年確認されています。したがってMGOそのものは、元からマヌカ木花蜜中に含まれるものではありません。ミツバチ達が集めてきたマヌカ花蜜から巣箱内の環境のもとで産生されるのです。これを裏付ける事例として、ジヒドロキシアセトンを含有しない蜂蜜に、ジヒドロキシアセトンを注入しミツバチの体熱程度で加温するとMGOが生成されていきます。そして唯一、このジヒドロキシアセトンを豊富に含むのがマヌカ木インカナム種のマヌカ花蜜です。

MGOとUMFの違いとは?

一般的な蜂蜜に広く含まれる(グルコースオキシターゼによって生成される)過酸化水素以外にも、マヌカハニー独自の抗菌作用として、まだ未解明の成分が関わっているのではないかと何十年間も議論が交わされてきました。しかしその化学物質を特定するには至りませんでした。そんな状況にも関わらず、従来の分析方法(フェノールによる比較試験。NPAやUMFなど)は早々に商用目的で紹介され、抗菌性分析によってプレミアム商品に分類されたのです。
これらにおける測定方法は、MGO含有量測定試験とは大きく異なった「ハロー試験」と呼ばれるもので、それぞれ決められた濃度で培養された菌への抗菌力を、消毒液フェノールとマヌカハニーとを見比べて判断する方法です。
例えば、同じ培地(培養の為のベース)で培養された菌に対し、マヌカハニー検体試料の周囲にハロー(発育阻止帯:細菌の発育がない透明な部分)ができた大きさを測定します。そして同条件の他の培地では、消毒薬フェノール希釈液で同じ試験をして見比べることにより判断します。しかしあくまでもこれは人の目視による判断であり、大雑把な判断方法と言わざるを得ないでしょう。また測定に使用するフェノール液の品質の良否、フェノール液に対する試験菌の感受性、過酸化水素除去に使われる酵素カタラーゼの良否、ハロー試験に対する測定者の技量によっても誤差が生じてしまいます。
本来であれば同一検体を各分析機関において複数回に渡り試験を行い得られた平均値を採用すべきでしょうが、数値結果にバラツキが大きく実施されていないのが現状です。マヌカハニーの格付基準として、ニュージーランド第一次産業省(旧農務省)では、MGOの含有量測定によるものだけを正式基準としています。何故ならば、ハロー試験による黄色ブドウ球菌を用いたフェノール消毒液との対比検査による従来の方法では、前述のように測定値に大きな誤差が生じ、その差が+-25%から40%以上にも及ぶためです。
実際にTCNニュージーランド事業所でも、MGO発見以前には複数の同検体をハロー試験に出すものの、それぞれの数値は大きく異なる結果となり大変な衝撃を受けました。TCNでは平成22年4月より、この検査方法を全廃し、メチルグリオキサール(MGO)含有量分析試験で得た数値を基に、活性度の算出確認をもって【活性強度】およびMGO含有量も合わせ、全製品に表記しております。※MGO®は、TCNの登録商標です。

マヌカハニーの特有成分、メチルグリオキサール(MGO)表示の真実

マヌカハニーは、様々な企業や団体によって実に多様な解釈のもと品質基準が記されています。その「情報源」を絞り込んで行くと、ニュージーランド国立ワイカト大学生物科学研究所にたどり着きますが、この情報を様々な企業や団体が其々に最も有利な解釈をしたり、または誤ったデータを利用しては巧みに消費者を欺瞞(ぎまん)さえして発表しているのが現状です。
このように誤った解釈が消費者に浸透することにより、マヌカハニーの将来と消費者への正しい理解に関して弊社は強い危機感を感じており、以下、ここに信念をもってその真実を掲載致します。

故ピーター・モーラン博士(国立ワイカト大学生物科学研究所教授・元蜂蜜調査研究所所長)
『論文:非過酸化物抗菌作用とメチルグリオキサール濃度の真の関係性』

尚、下記参考資料のグラフ(C)は、UMF蜂蜜協会によって公式発表されているものです。学者や研究者が発表する(A)(B)のグラフと比べ(C)は大きく下にカーブを描いています。このグラフ(C)はUMF数値をMGOに換算した際に、多く含まれているように誇張した図になります。※グラフはクリックすると拡大します。

  • (A)T.HENELE教授によりMGO発見の根幹となったフェノール希釈率とMGOの相関関係を現す直線グラフ
  • (B)マヌカハニーのHPLC(高速液体クロマトグラフィー)研究者Adams C.J.のマヌカハニー活性度データグラフ30検体にT.HENELEのグラフ(A)61検体分析結果を重ねた2図表
  • (C)マヌカハニーにおける非過酸化物抗菌作用とメチルグリオキサールの相関関係

弊社の思い

昨今のマヌカハニーブームの影響もあり、世間では以前にも増してマヌカハニーと称される様々な製品が多く出回っております。しかし弊社の様に徹底した管理体制の元で販売される製品はごく僅かとなるでしょう。実際のところ手軽な流通ルートからの仕入れにより、玉石混淆な製品が右から左に流れているのが現状です。
日本ではまだマヌカハニーの存在さえも知られていなかった1995年、TCNはこの蜂蜜の将来性を信じて製造から販売までたゆまぬ努力の元に行ってまいりました。海外養蜂歴40年以上、生粋の日本人養蜂職人がリーダーとなり現地ニュージーランドにて、繊細な技術と頑固な職人気質を持ち生産に臨んでおります。直営養蜂場はニュージーランド北島の複数箇所に約200エーカー規模、推定150万本のマヌカ自生林に展開しております。足掛け25年、マヌカハニーと共に現在まで歩んで来られましたのも、日頃より厚いご支持を戴いております皆様のお陰様でございます。

マヌカ木の枯枝によって発生した煙は
ミツバチたちを穏和にさせるのが不思議です。