星空輝く夜釣り

今日は仕事を早々に一段落させて、近くの岩場へ好きな釣りに出かけた。いつもの事だが、満潮時や風向き、波の高さ、水温など全てを事前に慎重に調べてから向かう事にしている。これらの条件を満たしていないと折角釣り場についても釣果が期待できないからだ。
この釣り場は前にも書いたが、拙宅から車で10分以内の急激な岸壁の真下にあり、その高さは少なくともビルの15階はあるだろう。釣り場は急に深くなっていて海藻が生い茂る深場なので、非常に良いポイントとなっている。崖下まで降りたり帰りの登りは大変だが、充分に行く価値はある。
前日に激しい雨が一時的に来て上空の空気が澄んでいるためか、満天の星空の下での釣りとなった。南半球は星数が多く、晴れた夜は非常に綺麗で南十字星などもよく見え、時折現われる流れ星や人工衛星が通過する様子がよく確認できる。私は渓流竿で電気浮きを使ってのアジ専門の仕掛けと、置き竿としてリール竿を使っての鯛釣りとなった。満潮3時間前の上げ潮で夕まずめ(夕暮れ時の薄闇)を狙った好条件で、しかも水温が高い。撒き餌に向かってアジの群れが群がってくる。文字通りの入れ食いで連続して良く釣れる。餌は冷凍イカで最初はアジを釣り、30cm以上の大アジが釣れた時点でそれを三枚におろして餌として使う。昔、アジは共食いの傾向が強い事を偶然発見して以来、アジ釣りはこれに限り、鯛釣りにもアジの新鮮な餌は食いが良い。

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