アメリカ蛆腐病(ふそびょう)・2

2017.09.01

薬剤耐性菌の増加もさることながら、実は最大の問題は、薬剤耐性菌の持つ遺伝子の拡散によって、広い範囲の菌類が菌種の域を超越して薬剤耐性遺伝子が伝播する事にある。増えているのは耐性菌そのものというよりも、耐性遺伝子で菌類は単なるその遺伝子の担体に過ぎないというのが現実だと言われている。
また、癌細胞には薬剤が奏功しない薬剤耐性細胞の出現も大きな問題だ。これらはあまりにも安易な薬剤の乱用によることが原因とされる。手術は、全てと言っても良いほど抗菌薬の存在が前提に成り立っているので、こうした問題は極めて重要だと思う。抗生物質は今や中国などでは肥料にまで混入されといると言われている。

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