気候風土とその国の文化

こちらの冬場は寒く雨ばかりで、決して良い気候とは言えない。近所には遠くイギリスから引っ越してきた人たちがいる。その理由は様々だが、やはりニュージーランドは明るくて気候が良いという事が共通した意見だ。
それは春から冬に入る前までの時期を言うのであって、当地の長い冬は私は嫌いだ。これに対して、イギリスからの多くの移住者が誰も文句を言わない事に違和感さえある。余程イギリスと言う国は気候が悪い所なのであろう。
世界旅行から帰ってきた娘の話では、いつもどんよりとした暗い気候で食い物も旨くなく、小さな家でひっそりと暮らすイギリスなど絶対に住みたくないという。そう言われてみれば、こちらのイギリス人もやたらと文句ばかり言ってケチな性格が多いと感じる。でも彼らの冗談は面白いし、一日中冗談話をしている。会話の8割が冗談で意思疎通をしているのではないかと思われるほどだ。私は未だイギリスには行ったことがないが、もしかするとこうした冗談でも言わなければあまりの気候の悪さに滅入ってしまうからなのかもしれない。

気候はその国の文化に大きく影響しているように思う。長く暮らしたブラジルは本当に良い所で、地震や台風などの心配もなくゆっくりと時間が過ぎて行き実に結構な気候だ。悪く言えばぬるま湯に浸かった生活と言うか、ボサノバやランバダのリズムがぴったりな国である。それに引き換え日本はどうであろう。遥か南方海上で発生した熱帯低気圧が台風となり発達しながらフィリピンや台湾へと向かい、そこで不思議と90度向きを変え日本全土を襲う。しかもその時の勢力は最高に達している。四季の移り変わりも他国にないほどの激しさ、衣替えだけでも忙しい。それに加えてお歳暮・お中元といった常識的なお決まり、30年後までには7割の確率で途轍(とてつ)もない大地震がやってくると気象庁は警告する。新幹線の運行数はJR東海で一日400本と、どれをとっても狂気沙汰の忙しさとストレスの中で暮らすのが日本人なのである。そのような国民性は本当の意味で、また顧客様の再購入頻度からも、マヌカハニーやプロポリス抽出液を必要としているのではないかと思うのである。

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