マウリ族の信条に学ぶ

(前回に続き)こちらで行われている養蜂についてもう少し触れてみると、私の考えでは断然、先住民マウリ族の考え方に同調する。人間はやはりこの地球上の成分からなり、多くの生き物の一員である以上自然と共存すべきであり、それに反した行いは決して良いことではないと思っている。「自然界には様々な神が存在し我々を見守ってくださる」という考え方は古来からの自然界に対する先人の摂理であり、これらからの乖離や逸脱は無理で、人間そこまで有能ではないのでないかと思う。
これも以前にブログ(2017年08月30日)で書いたが、ミツバチがアメリカ蛆腐病に感染したときは、こちらの法令でミツバチもろとも焼却処分が義務付けられている。手塩にかけて育てた群れを殺すことは厳しく、そうならないように一生懸命育てる。この事は蜂飼い以外でもあまり聞きたくない話を耳にすることがある。20年も昔の話だが、南島の羊飼いは羊肉の相場が下がったり、毛皮に値が出なく病気にかかった羊などを崖から海に投げ入れる。これを沿岸のサメが食べて味を覚え、人間にも被害が出たといったニュースが報じられていた。こうした事は多くのイギリス系移民である。羊飼いの厳しさは理解できるが、マウリ族の文化にはこうした事は決して存在しない。それは自然界の様々な神の意にそぐわないという事をよく知り、神を恐れているからだ。羊などを崖から海に投げ入れ、やがてその行為が人間にも連鎖し被害が出るのと五十歩百歩だ。使い捨ての養蜂も同じく、放棄された巣箱はやがて伝染病の温床となり、回り回って己の健康な蜂群までもが病気になる。神に背いた行いはやがて己に降りかかってくるという事をマウリ族は良く知っている。その点で白人の多くは、やはり薄っぺらな一神教徒という事になるのかもしれない。広島・長崎の原爆投下もこれに通ずるものがあるような気がしてならない。しかも長崎はキリシタンが多い町なのに・・・。
今夜は顧客様からの質問に返信を書いていて深夜になってしまった。今から歯を磨き、マヌカハニーを歯茎に擦りつけるようにして寝る。これはもう20余年も毎日習慣になっている。虫歯は皆無・歯茎はしっかりしまった白ピンク、歯の表面はぴかぴかであり、やる気一杯の健康そのものでありがたいことだ。

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