本物に勝るものなし

公共団体が行うこれらの作業の特長として、ほとんど全てといえるほど使用している機械やハンドツールは一流品で、ホームセンターなどで売られている素人向けの日曜大工品はまず使われていない。こちらではこうした製品は専門店で無ければ手にすることはできない。私も値段の事を考えると安物につい手が出てしまうが、これは要注意である。今までの経験から、こうした製品は買ってもすぐに壊れてしまい、業務用として使い物にならない。安いので使い捨てのつもりで買っても結局壊れ、修理して使っても元来プロ仕様の材質で無い為、今度は他所が壊れ、こんなことに頭を悩ませて労力を費やすなら、初めから高価でも一流品を買った方が長く使えて経済的である。
長く使い込んでいるものは自分の手足のように感じ愛着さえ出てくるし、例え故障しても部品交換でちゃんと復帰する。だから値段には惑わされないように気を付けている。多くの場合、途上国で作っている製品で先進国産のコピーが多く、見た目は中々の出来映えに見える。コピーだからそれは当たり前なのだが、機械は見かけでは判断できない。そこには長い歴史が詰まっている。そうしたノウハウがコピー製品にはないのである。

市役所が使っている道具類に話を戻すが、これは草刈機・草払機・チェンソーをはじめ、各種工具類は本当にどれもプロ機で無駄がなく合理的なデザインだ。こうした道具は使っていて本当に楽しいし満足感・安心感がある。一方、安物製品は身体にフィットせず、先入観もあってか長時間使うと疲れるし、いつまた故障するかの不安感が付きまとう。そして一旦不具合が起こってしまうと修理困難なのか、直しても結局長持ちしない。分解してみると良品との違いが明確に分かり、あまりの格差に腹さえ立つことがある。要は一見、”本物の形をしたオモチャ類” には手を出さない事で、要するに安物買いの銭失いなのである。こうした話は女性にはあまり関心もなく実感が沸かないと思うが、化粧品で言えば、百均のものと有名ブランド品の違いといえば分かり易いのではないだろうか。この事は、天然ハチミツと量産ハチミツの違いとも共通する。

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