マヌカ樹木の薬効

マヌカ樹木の薬効について、当地先住民のマウリ族たちは多岐に渡りその使用方法を伝承してきているが、もう一度おさらいをしてみよう。マヌカ樹木の樹皮・種子・葉柄・根などには様々な利用方法があり、以下は以前に(2017年12月26日)紹介したブログの抜粋である。

「マウリ族が伝承してきたその薬効成分の利用方法は様々だが、中にはユニークな方法もある。まず地面に比較的深い穴を掘り、そこにマヌカ樹木の枯れ木を集めて火をつける。マヌカ樹木にはエッセンシャルオイルを採ることができる程の油脂分が含まれているのですぐに火が付く。ある程度燃えた後に掘った穴に太めの木を2本並行して渡す。そして青々としたマヌカの葉柄が付いた枝を投げ入れると大量の煙が発生する。そこで(下半身には何もつけずに)渡した木にまたがる格好となり患部に多量の煙をかける。難治性の痔病や婦人病への特効として、古くから伝わる民間療法であることをマウリの人から聞いたことがある。私はお陰様で痔持ちではないのでやったことはないが、とにかく即効性があるという。このブログをお読みいただいている方の中でどうやっても痔などが治ら方はお試しあれだが、その節はスコップ持参の上、弊社養蜂場へお供させていただき、ここは野生動物以外、誰もいない山奥ですからご心配無用である。(笑)」

後に日本の営業スタッフが、マヌカハニーなどをお買い上げ頂いた顧客様へご意見を伺うアンケートハガキを送付させて頂いたが、その節は沢山のご返信を頂き深く感謝しております。その中に、愛知県にお住まいの女性の匿名顧客様から(多分上記のブログを読まれたのか)下記のようなメッセージを拝受した。

「マヌカの葉や枝を燃やして使える ”火またぎセット” を作っていただきたいです(*^^*)」

絵文字は適当にこちらで挿入させていただいたが、実際は手書きで実に恥ずかしそうにはにかんだものであり、思わず吹き出してしまった。この顧客様はとてもセンスがあり、こうしたご冗談を仰る顧客様はきっと素晴らしい方だと、燻煙器の中でマヌカの枯れ枝に火をつけるたびに(※)この顧客様のことを思い出しては心が和む。愛知県には沢山の顧客様がおいでになり、残念ながらどなたか存じ上げませんが有難うございました。目下、火災保険付きの ”火またぎセット” を考案中です(笑)。
※巣箱を開ける際、ミツバチたちを落ち着かせるために燻煙します。

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