自宅の菜園で

自宅の菜園で春に蒔いたエンドウ・隼人瓜やトマトの苗が大きくなってきている。エンドウはもう収穫ができたので早速鶏ガラで出したスープに放り込んで食べたが、買ってくるものと全く異なり、もぎたての香りと甘味があって非常に美味である。トマトも実が付はじめ成長が楽しみだ。
拙宅は庭の広さに恵まれているので以前は沢山の野菜やキノコに至るまで栽培したが、今はこうした量産?はしていない。家族で食するだけ作れば充分で、それ以上作っても無意味であるからだ。ピーマンの苗を50本も植えたり、庭の柳を伐採して原木にヒラタケの菌を打ち込んだりで大変な量の収穫を得たが、結局袋に詰め ”Free” と書いて ”ご自由にお持ち帰りください” と門前に出す羽目になってしまったり、青虫でもあるまいし毎日ピーマンばかり食べられないし、家内や子供たちは今でもキノコ料理は食べたくないという。”過ぎたるは及ばざるが如し” つまり何事も程ほどが肝心で、やり過ぎることは、やり足りないことと同じように良いこととは言えない。良いと言われることでも、やり過ぎは害になるということ・・・らしい。 正にその通りと妙に納得して以来、今は少量ずつ色々な野菜や果物を作ることにしている。
この家を手に入れた時点で、元々有ったグレープフルーツ・山ブドウ・リンゴにはそれぞれ別の品種の接ぎ木をして其々実を結んでいるが、最近は欲が出て1本に沢山の品種を接ぎ木して楽しんでいる。山ブドウにはデラウェアーと言う赤色のブドウを接いで20年になり、その幹の直径が20cmにもなった。沢山採れるので自家製赤ワインに利用したりだが、これにナイアガラやシャインマスカットといった緑系の房をつけるものを接ぎ木して1ヶ月になるが、何とか成功して新葉が出てきている。ジベレリンというホルモン剤を使って種なしブドウにトライ中である。グレープフルーツには温州ミカンなどの別品種を約20箇所に腹接ぎや枝接ぎして、そのうち10本ほどが成長し始めている。その下にはミツバチの巣箱があるので受粉には好環境である。要するに、マヌカハニーだけを採るのに明け暮れているだけではないと言いたいのだ(笑)。

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