生き物を扱うという事は

2017.09.15

マングローブ

今日は、少し蜂から離れた話しをしたいと思う・・・
どんな生き物でも飼育するという事は、それなりに親身になってしまうものである。それが例え趣味や単純な遊びであってもだ。 昔、息子が拙宅のすぐ裏にあるマングロープの入り江で小エビを捕らえて来て、それを発泡スチロール箱の中に水を張って飼っていた事がある。沢山増やして食おうと考えたわけだ。パンくずなどを与えて・・・。いつもその様子を見ていると生態が段々とわかってきて、これは「ボス」「オヤジ」「オッカサン」「〇〇の恋人」「モテル・モテナイ」「独り身」とまで細かく分かってくるらしい。そして、自然と一匹一匹に名前がつく、結局は半年ほど飼って元のマングロープにリリースしてしまったということだ。
牧畜をやっている者の話しでは、名前を付けるものではないと言う。 肉として出荷するときに後悔するからだ。蜂とはあまり関係ない話ではあるが、飼育するという点で何でも共通していると言いたいのである。拙宅では、野菜クズでミミズも飼育している。ミミズの小便は最高の窒素肥料となるからだ。ミミズにも小エビの様にストーリーがあるように思える。生き物を飼育するという事はそれだけ奥が深いものなのである。

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