大アジを狙うには夜釣りに限る

2017.09.19

NZのアジ

さて、今日は釣りの話しだ。拙宅は半島に位置するため車で10分以内に釣りの絶好ポイントがある。ここは道路から少し奥に入った住宅が点在する所から先が崖っぷちになっている為、急勾配の野道と木製階段が続く。釣り場までは、駐車した路上からビルの20階位にも匹敵する程の急な崖下の岩場となっている。毎回そうなのだが・・・ とにかく行きは意気揚々と下ってゆく。特に30㎝を超える大アジを狙うには夜釣りに限り、満潮時の前後3時間が勝負となる。真っ暗な道と急こう配になっている階段を、ヘッドライトだけを頼りに下りてゆくのだ。家内が初めて同行した時には「よくこんな所に一人で来るね!」とあきれていたが、好きな事になるとそんな事は関係ないのだ。
釣り場に着いたら、まず撒き餌をポイントに投入する。漁群が厚い時は、撒き餌に向かうアジの動きが真っ暗な海中に蛍光色に光って筋になる。これは夜光虫がアジの動きで反応して発光するからだ。非常に幻想的である。こうなるとシメシメで、そんな日は釣果が期待できるのだ。はやる気持ちで7m弱の渓流竿に糸と仕掛け、そしてボールペンの筒を利用して作った、自家製の超小型のLEDを仕込んだ電気浮きを取り付ける。餌はイカであるが、釣れだすと釣ったアジそのものを餌として使う、これが一番良い。以前、途中で餌がなくなってしまい、苦肉の策で偶然発見したのだ。いつまでも釣れる時は、腹が減ってアジそのものは下ろして海水で洗って食べながら釣るのだが、これがまた新鮮そのもので美味いのである。ただ、魚は死後硬直が来ないとタンパク質からアミノ酸が出てこないので、味そのものは暫く経ったものの方が良いが、その新鮮さを味わえるのは感激するほどだ。

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