マヌカハニーの日本人養蜂家ブログ!

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養蜂職人のマヌカハニー情熱ブログ!

ニュージーランド在住の日本人養蜂家が
マヌカハニーの生産現場を語ります。
「TCNについて」もご覧ください。

  • 王台(queen cell)の除去

    2019年01月08日更新

    前回は分蜂の話をし、分蜂は養蜂家のリスクとなること、それを防止するには事前に女王蜂が育つ前までに王台(queen cell)を除去しなくてはならない事を述べた。ただし何万頭もいる蜂の中での作業だけに queen cell の除去漏れが全くないという事はどんな養蜂職人でも神業に近いほど至難の業だ。数多く作られる queen cell は簡単に発見しやすいものが殆どだが、中には巣枠(frame)の目立たない片隅にそっと作ってあるものがある。このような場合が見落としに繋がる。種族維持の為、折角作った新女王蜂育成中の queen cell が片っ端から蜂飼いによって無残に潰されるのだから彼女(ミツバチは女系集団)たちにとってこれは死活問題なのだ。

    あくまで私の想像にすぎないが、ミツバチの中には、できるだけ新女王誕生を人間どもに解らぬよう密かに誕生させる知恵がDNAに組み込まれ進化しているように思えてならない。それほど目立たず、一目見ても解らない偽装工作までされた queen cell を何回も見たことがあるからだ。これは何代も人間に飼われ続けていく中での進化の過程の一環かも知れないと思ってしまう程である。
    その queen cell をハイブツール(hive tool)という養蜂家必須の道具で取り去るのであるが queen cell の中には多量のローヤルゼリー(画像参照)が入っていることがよくある。それを集めて帰路の運転中、巣房ごと口に放り込む。ローヤルゼリー独特の強烈な酸味と刺激的な味・香りがある。これを食べながらの運転はどんなに疲れていても眠くなることはない。マヌカハニーとの混合・併用は相乗的に健康への有用性があることを私自身強く実感し、長年の顧客様からのご報告からも確信に至っている。
    因みに分蜂については、運の良いタイミングで分蜂群を捕獲できれば1群を増やすことができる。蜂群を増やすための方法は他にも色々とあるが、結局隔離して女王蜂がいない状態を作り出し、新女王の誕生を促すのが一般的だ。

  • 今年も分蜂シーズン到来・2

    2019年01月01日更新

    新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
    こちらニュージーランドは日付変更線に近く世界で最も早い新年を迎えるという事で、外国からの観光客向けに新年のご来光を見るためのツアーがあると聞いている。大晦日から新年はどこの国でも同じなのか、やはり新しい年を迎える気持ちは古今東西変わらず、年が変わる深夜0時には一斉に爆竹がなり、親戚や友人を迎えて幸多き新年を祝う事になる。日本と真逆の地、南半球の新年もまた異なった情緒があって私は好きだ。

    (年末の続き)前にもこのブログで話したように、ミツバチは種族繁栄の為にこうして沢山の女王蜂を作り、必要に応じて新しい女王を複数育てて王にふさわしい頑強な1頭(養蜂は畜産業に属するため正確には「匹」ではなく「頭」と呼ぶ)のみが女王として君臨、他は仲間に殺されるか、女王同志の決闘によって勝った方が女王となる(極希に一群に2頭の女王が共存していることも有る)。その少し前に、旧女王は群れの半数を引き連れて分蜂する。その際、必ず近くの比較的低い木に1時間ほど留まって女王を中心に蜂球をつくり、やがてどこかに飛び去っていく。 しかしこの行動には極めて計画性があり、蜂球を作っている段階では既に仲間が引っ越し先を物色してどこに巣を作るかは決めてある。
    私のところの蜂場はマヌカハニー採取が目的のマヌカ自生林内での展開なので、低木で分蜂群を捕獲することは比較的容易である。分蜂は天気の良い無風状態の日によく発生する。因みに女王蜂は働き蜂によって作られた産卵マシ―ンに他ならなず、主権在民。あくまでも働き蜂が主導であり、人間社会の民主主義より数段高度な社会が存在するように思う。

  • 今年も分蜂シーズン到来・1

    2018年12月25日更新

    本年も余すところ僅かとなりました。毎日ミツバチの飼育に明け暮れていますが、このブログを書いていると本当に時間の経過が早く感じられます。顧客様の健康に必ずお役立ていただける機能性ある本物の蜂蜜、その生産にひたすら精進する日々でございますが、どうか皆様におかれましては良いお年をお迎えくださるよう、心よりお祈り申し上げます。

    さて、当地ニュージーランド北島はこの処北風が入り込み、南太平洋の温かい気団によって急に夏らしくなってきた。ミツバチたちは蜜源が豊富なため、益々その活性が出て現在ピークに近く一群5~6万匹近くはいるだろう。巣箱内はどんどんと過密になり分蜂(巣別れ)のリスクが出てきた。これを放っておくと蜂群の半分のミツバチが蜜を持って何処かへ飛び去り、養蜂家としては大きな痛手となってしまう。これを防止するためには新しい女王を育てる為の王台(queen cell)と呼ばれる大型の巣房が必ず現れる。これを見つけ次第除去し、縦箱と呼ばれる巣箱をつぎ足してスペースを充分にしなければならない。一箱に10枚の巣枠(frame)が入っているが、一枚ずつこの queen cell がないかを確認する作業が必須となる。
    queen cell は普通の産卵巣房よりも何倍も大きいので簡単に見分けがつくが、とにかく何万匹もの蜂が各 frame を覆っている。まず点検をするframe を静かに引き抜き、上下に激しく揺すって蜂たちを巣箱内に振り落とすと、queen cell を見つけることができる。分蜂の時期は流蜜シーズンが多く蜂の活性力がピークに近いため、大変な数の蜂に囲まれた作業となる。queen cell の点検は各 frame を慎重に点検する必要があり、一個でも queen cell の存在を見落としてしまうとそこに産卵された蜂は働き蜂によってローヤルゼリーを与えられ、2週間程度で新女王に育ってしまうからだ。queen cell は一群に一つあるという事ではなく何個でも作る。これは女王蜂誕生の確実性を高めるためなのだろう。(つづく)

  • 情報操作されるマヌカハニー

    2018年12月18日更新

    マヌカハニー関連のサイトは今や星の数ほどある。しかし不思議と書いてあることが似たりよったりで、どれもそれほど価値が無く、大して違わない文字通りの大同小異である。という事はマヌカハニーなど全く知らず、この方見たこともない人が色んなサイトを切り取って、その寄せ集めとして文章にしているに他ならない。
    この前も弊社の営業スタッフが〇〇自身という有名な週刊誌のインターネット記事を送ってきた。一読して当たり外れのない、取るに足りないどこににでもある記事であった。こうしたサイトにはマヌカ樹木の説明として必ずといっても良いほど「マヌカとはマウリ語で “復活の木”や ”癒しの木” と言った意味があります」などと書かれている。どこかの誰かが自分のところの商品を売りたいがためのもっともらしい物語?を書いたのであろう。更にそれらの謳い文句をどこのサイトでもこぞってコピペしている。

    私は1995年来こちらで暮らしマウリ族とも親交があるが、マヌカに関して ”復活” とか ”癒し” など一度たりとも聞いたことがないし、それを話すとマウリ族がみんな笑い出すので確認はしていない。如何にも意味付けの好きな日本人らしい ” 物語?” なのであろう。これと同じような例えに、日本ではアパートメントの事をマンションと呼ぶ。Mansion とは英語で大邸宅や豪邸を意味する。ましてやワンルームマンションなどと言った表現には、それこそマウリ族ではないが笑い出してしまう。しかし日本ではこれを普通名称としてアパートにとって代わって使っている。きっと何処かの不動産屋が間違えて使ったのだろう。マヌカもこうして “復活の木” や ”癒しの木” として普通に使われることになるのだろうが、間違いは定着する前に正さなければならない。
    インターネットの世界は誰が何を書いても自由だが、責任の所在は皆無であり真に受けた方が悪いのである。マヌカハニーの活性度についての表記も、それぞれいい加減で何の根拠もない事を平気で書いて売っている。〇〇協会認証とか大メーカーなどと謳うところほどその傾向が濃い。これもネットの世界では自由といえば自由であろう。しかし消費者はそれほど甘くはない事を私は良く知っているし、”復活” とか ”癒し” や ”〇〇協会認証” とか “大メーカー” などは、私には何の関係もないことだ。ただ顧客様が何も言わずに高い製品を再購入されていくことに、養蜂職人として生きがいを感じてやっているに過ぎない。

  • 純度の高いマヌカ蜜を採るために

    2018年12月11日更新

    マヌカ樹木の開花があちこちでよく見られるようになってきている。ミツバチたちは今後本格的にこの花に向かう事になるので、それまでの雑蜜は取り除き新しい巣枠の交換が必要となってくる。それをしないとマヌカハニーの純度が低くなるからだ。ミツバチは仲間に花蜜を能率よく採取できるところを教え、一旦そこが良いという事になるとシーズンが終わるまでその蜜の収集に専念する一極性がある。よく顧客様からの質問で、周りに咲く花は何もマヌカだけではないのでマヌカ蜜だけの採取は不可能だろうというが、これはミツバチの習性としての一極性を知らない事による。ただもう少し述べると、実はミツバチはマヌカ花蜜が他の蜜と比べるとあまり好きではない。近くにもっと気に入った蜜があればそれに向かうのである。従って本当に純度の高いマヌカハニーを得るにはマヌカ花蜜の濃度の高い地域内で養蜂を展開することに限る。
    セイヨウミツバチの行動半径は4キロに及ぶので周囲の環境を念入りに調べなければならない。マヌカの花が咲いているからと単純にそこに巣箱をおいても、あまり好きでない蜜を積極的に採りに行くことはない。私のところはそれこそマヌカインカナム種の故郷とも言ってよい地域の、マヌカ原生林内での養蜂であるからミツバチにしてもマヌカ蜜以外には向かう事がない。ただしオフシーズンには森林内の雑蜜を採るため、冒頭に記したようにマヌカ開花シーズンになるとこれらの蜜は巣箱から除去し、巣箱番号を付けて保存して越冬のための餌として彼女(ミツバチは女系集団)たちが採取した同じ蜜そのものを巣箱に返し冬季に使用する。違う箱の蜜を使うと伝染病拡散の原因になることもあるのでこれは要注意だ。養蜂の仕事は整理整頓が常に求められ、いい加減な事はご法度である。因みにマヌカ蜜は養蜂家にとってもその離蜜作業は粘度が高い為、非常に手間がかかりあまり好きではないのはミツバチと同じだ。しかしこの蜜を心待ちにして頼りとされている顧客様の事を思うとそんなことは問題ではない。

  • マヌカ木の植林

    2018年12月04日更新

    去年は巣箱の設置面積を広げる為マヌカの老木が比較的多い地区を選び伐採し、そこに50箱程度置く用意をした。途中で計画が変更になり開墾した土地はそのままに放置した。久しぶりにそこに行ってみたのだが、きれいな更地が 0.5mほどのマヌカ若木で全面覆われていた。マヌカ木は日当たりが良く酸性土壌を好むので、この条件に生育環境が合致すれば何もせずとも伐採の時に種子がばら撒かれて実生の苗がすぐに育つ。大よその成長は2年で1.5m、5年で2m、10年で4m、20年で6m、40年8mといった感じである。30年以上の老木は花蜜の分泌量が急激に減ってくるので更新が必要である。

    昨今のマヌカハニーの価格高騰で、マヌカ木の植林をしてそこから得る花蜜をターゲットに養蜂を展開しマヌカハニーを得ようと考える業者がいる。マヌカには亜種まで含めると沢山の種類があり、最も活性度の高い、つまりマヌカの特有要素MGOの前駆体ジヒドロキシアセトンが多く含まれる種類の花蜜で無ければその機能性が期待できない。その最も多く含まれるとされているマヌカ木が ”インカナム” という種類で、これはニュージーランドの北島の北部にしか自生していない。南部の養蜂家がこれに目をつけてインカナム種の種子を播種してその苗を植え付け、北部産の機能性が期待できる高活性のマヌカハニーを得ようと目論んでいる。
    理屈的にはその可能性は無きにしも非ずだが、私の経験ではインカナム種といっても更に色々な亜種に分かれるのでそんなに単純なものではないと思うし、北部と南部では気候風土も異なる。天然の活性物質は大自然が生み出すものであり、ちっぽけな人間が頭の中で考えたものが果たして上手く行くかは甚だ懐疑的であり、そう簡単ではないと思うのである。勿論、昔から品種改良などで都合の良い農産物を得てきたが、それは農業の分野であり養蜂は分類上、畜産部門で上記したことは農業と畜産の両面での相関関係となる。マヌカハニーの高活性品つまりメチルグリオキサール(MGO)の高含有比率についても、前駆体ジヒドロキシアセトンからMGOの自然界においての合成メカニズムは不明な点がまだまだ多くありすぎるのである。そんなことを考えるとモノプランテーション(単一栽培)により、しかもそこにはミツバチが介在することにより複雑性が更に加わるのでそう簡単ではないと思う。また高活性のマヌカハニーは、やはり大自然の中から生まれるものと信じている。

  • 悪質な巣箱の盗難

    2018年11月27日更新

    最近は養蜂業界での盗難が多い。昔はこんなことは聞いたことがなく、まずなかった。主な原因は、当地ニュージーランドでも麻薬・覚せい剤が蔓延していて、少しでも金になるものであればすぐに犯罪へと手を染める。こうしたドラック欲しさによる事件が急増しているが、麻薬に比べて覚せい剤の低品位品や合成麻薬が比較的安価に手に入るのも犯罪との大きな関係があるだろう。中国ではこうした犯罪は即死刑になると聞いているが、当地は死刑がないのも関連しているように見られる。こうしたドラックの常習が人の理性を超えて犯罪に結びつくわけだ。
    マヌカハニーが国際的に人気を呼ぶ中で、ミツバチの1群に対する価格も高騰している。1群の巣箱一箱が600ドル(約45,000円)で取引されているのだから、田舎においては金目のものとなる。窃盗の頻度が多く、警察でも道路輸送中の貨物検査を厳しくしているようだ。実際に私のところも検問所で複数回引っかかったことがある。 その都度、警察の指導としてGPS(全地球測位システム)の巣箱への設置を推奨している。GPSの取り付けはこうした指導の前よりすでに盗難の兆候があったので、私のところでは全ての蜂場で実施済みだ。人工衛星とインターネットを駆使して特定の巣箱の現在地が世界中どこからもパソコン上で確認でき、少しでも移動したら警告が発せられ、盗難経路をリアルタイムで報告してくれる。これによって最近大掛かりな盗難グループが全員逮捕された経緯がある。
    マヌカハニーが高値で売れる為、収穫が近づくと巣箱もろともの盗難事件がよく報道されている。中にはGPSが取り付けられていることを承知の上で、蜜の貯まったフレームだけを狙う性質の悪い泥棒もいるくらいだ。そんなことで養蜂は今やミツバチ相手だけの仕事ではなくなってきている。

  • ブラジルという国・3

    2018年11月20日更新

    (前回のつづき)これと非常に良く似た話で私の部下の場合、彼の妻は三度離婚をし、四度目にこの部下と結婚して一児を設けた。過去三度の結婚で3人の子を得、部下の子どもを出産して合計4人、どれも全てオヤジが異なるのだ。カトリックの社会は堕胎を禁じたり、離婚もダメと様々な点でプロテスタントより厳しい戒律がある。白けた言い方となるが、物には何でも裏があり社会生活が営まれている。特に南米の場合はそんなことどうでもよいのであり、恋愛ご法度の神父でも発覚して問題化する。一般市民は厳しい宗教上の問題などそれはそれでひとまず教会にお預けして、現実と向き合う事が大切なのだ。考えてみれば非常ないい加減さがまかりと通っていて実に面白い。
    私はそのラテンアメリカのいい加減で人間臭いところが好きである。だからブラジル人の社会に入っていき、自然と言語や習慣を身に付けることができたようだ。

    さてその部下の事だが、ある日どうしても参加しなければならないミーティングがあるのでと半日休暇を私に申し込んできた。何でも知り合い3人で食事をするとの事だった。どうやら自分の妻の元夫3人と自分と合計4人で会合を開き、今後の方針を決めるための意見交換をするようだった。というのも議題として、部下の妻は昔から金使いが荒く、養育費をちゃんと子供達の為に有効に使っているのか? その改善策として、一度に渡すとすぐに使ってしまうから元夫3人の毎月の養育費を二分割払いにする案を、今の夫である私の部下に了承してもらう事が目的らしい。結局実に和気藹藹(わきあいあい)で、妻の悪口や良い所、それぞれの子供の事などを中心に部下も含めて有用なミーティングとなったらしい。
    私は正確な内容の把握はできず、またそんな暇もなかったが、ここで感心したのは物事を善処するためにはプライドなどは関係なく、それぞれが素直になるという事だと教えられたものだった。こんな話はラテンアメリカならではで、日本では考えられない事だ。ある面で、ミツバチ社会の長い歴史において種族維持のための営みと非常に良く似ていると思っている。やはり歴史あるカトリックの方がプロテスタントより奥深いものがあるように思える。

    もう早い地域はマヌカの開花が始まっているようだ。暖冬もあって何とか無事越冬ができ、今季のマヌカハニーの質と収量には期待をしている。

  • ブラジルという国・2

    2018年11月13日更新

    ブラジル人は非常に優しく、一人ひとりが全て神のご加護の下にある世界で最も信者が多いカトリックからなる国だ。独立後の歴史は全てのラテンアメリカがそうであるように、200年程しかない。プロテスタントの多いアメリカとは考え方が全く異なる。私の感じとしては悪く言えばとにかくカトリックは泥臭く、いい加減で、プロテスタントの様な厳しさはない。良く言えばもっと伝統的で歴史の重みを感じ、そこに住む人は個人的には優しくと言うか慈悲的要素が多いと思う。それだけに国としての発展性がないかもしれない。簡単に言えば、プロテスタントはもっと実直であるという事なのだろうか。
    世界的に見てもカトリック教徒の多い国の経済発展は、ラテンアメリカを象徴するようにどこも貧乏なのが特徴である。”貧すれば鈍する” という事もあるが、経済的に裕福な国民が立派であるという事を言っているわけでは決してない。
    例えば昔、私の片腕と言っても良い非常に有能な部下がいた。彼の奥さんには幼い4人の子供がいた。この事を思い出すたびに、昔ブラジルで見た名匠黒澤明監督の ”どですかでん”(東宝配給1970年(昭和45年)10月31日公開 原作:山本周五郎)の中の、三波伸介が演じる貧乏家族の一幕を連想してしまう。この映画の一幕にも沢山の子供がいて、それぞれが誰の子供かさっぱりわからないのである。ある日、その中の年長の子が近所の子供からいじめられ ”みんなが俺の事、父ちゃんの子でない” というのだ。父親役の三波伸介はその子を穴のあくほどじーっと見つめた後、いつもの穏やかな表情に戻り ”今度そいつにあったら聞いてみな、そういうお前はどうなんだと・・・誰も分かりはしない!” それを聞いた末っ子の女の子が ”アタイはお兄ちゃんの子” と言って全員が大笑いをし、いつもの平和な家族に戻るといった場面があった。(つづく)

  • ブラジルという国

    2018年11月06日更新

    前回は、気候によって国民性が異なってくることに少し触れたが、そういえば昔ブラジル人の友達が言っていたジョークを思い出した。
    彼曰く「神イエスキリストはこの地球上で実に平等に人間を分配したものだ」と。その理由として、ブラジルは申し分ない気候に恵まれ台風や地震などの天災はゼロ、海岸線は長く海産物に恵まれ、内陸には肥沃で広大な土地が日本の24倍もある。またその下には天然資源が限りなく埋まっている。他国から見れば実に羨ましい限りだが、その恵まれた大地に住むブラジル人は怠け者で頭が悪い。だから神がおやりになったことは正確で公平なのだ・・・このジョークを昼間から営業する街角の立ち飲み屋で「カシッヤッサ」と呼ばれる火酒(サトウキビから採れるラム酒)を飲みながらポルトガル語で話すと実に面白く、妙に納得するのである。彼らブラジル人自身がこうして自国を揶揄した話をすること自体(遠い昔、学生時代の私が現地を訪ね卒業と同時に単身永住した帰結は)案外こうしたブラジル人の気質に影響されたのかもしれない。

    その後、ブラジルでの生活は実に様々なことがあった。昔、リオデジャネイロとサンパウロの中間に位置した南回帰線上にあるアングラ・ドス・レイスという小さな町があった。そこの漁港から出る釣り船に家族全員で乗り込み、1泊2日の釣り三昧ツアーに参加した。その中にブラジル在住50年、初老の日系おじさんがいて、釣りをしながら色々な話を私たち家族にしてくれた。今でも印象に残っているのが「私は移住して50年になるが、この間一度たりともこの国が良くなったという覚えは全くない。」という話だ。
    その後、私がニュージーランドに移住するまで更に20年以上の歳月が流れたが、その初老のおじさんと全く同じことを今度は私の口から(日本より遊びに来た)甥や姪に話しているのには我ながら驚きを感じずにはいられなかった。それが結論的には、当地ニュージーランドでマヌカハニーの権威ピーター・モーラン博士と出会うことで、今度はその生産をするきっかけとなったのだが。

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