マヌカハニーとの出会いがもたらしたもの

ジョンレノン

(前回の続き)己が焼いた肉を家族で食べ、薄紅色の秋の日にこうして静かな日曜日が普通にゆっくりと過ぎ去っていくことに、私なりの充実感を感じることも無くはない。私の学生時代の親友である南米パラグアイに住んだ奴も最近病気で死んだし、大志を抱いてアマゾンに渡った先輩や後輩も世を去った。
まだマヌカハニーを知らなかった頃はいつも身体がだるく、若い時に柔道の稽古に明け暮れ壊した腰の調子も良くなくて家内にマッサージをしてもらうのが常だった。近くに風引きがいたらまず感染したし、学生の頃に南米アマゾンで疫病にかかり、その後遺症で肝臓も悪くした。マヌカハニーの権威であるピーター・モーラン先生との出会いがあってこの蜂蜜を生産し、いつもそれを摂取することで気が付かないうちに極めて健康な身体を得ることができた。やはり健康が第一であって、健康でなければすべてが始まらない。
 
私より少し下の世代、家内と同世代のミュージシャンでジョン・レノンがいた。彼は言わずと知れたビートルズのリーダーで、家内は彼が作った曲 ”Yesterday” が昔から好きだ。大金持ちになった彼はその後、突然不幸な死を遂げることになるが、その少し前までは滅多に人前に出ることがなかったという。何をしていたのかというと、人里離れたアメリカの片田舎に引きこもり毎日真っ黒になって妻と息子のためにパンを焼き、自給自足の生活をしていたという。このことがどこまで本当かは定かでないが、やはり人の一生とは裕福であることは大事かもしれないが、本当の幸せはそれだけではないということだと思う。少なくとも私はマヌカハニーやプロポリスによって助けられ、とりわけマヌカハニーについてはそのきっかけを与えてくださったモーラン博士には感謝せざるを得ない。
先生は私と同じ年で数年前お亡くなりになった。初めてお会いしたとき、一升瓶入りの清酒を持って行った。私はこれが大好きでねーと満面の笑顔が忘れられない。長年謎であったマヌカハニーの活性成分の研究をされていたがご自分ではその研究成果を出すことが出来ず、ドイツのトーマス・ヘンレ教授に先を越された。ニュージーランドに教授を招き、両人揃って講演会の席上、隣に商売敵がいるから本当のことは言えないけれど・・・などと、イギリス人特有のジョークで会場を沸かせた。実に温厚で人間味がある先生だった。

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