弊社のマヌカハニー

(前回のつづき)ここまでくると、もうこれはハチミツではないのである。本物の生蜂蜜は多くの酵素類が含まれ、不純物が豊かで、特に多くの花々を訪花する段階で沢山の花粉が含まれ、多くの花の精が混入する。これらは、花粉など非常に多くの種類のアミノ酸が含まれ、蛋白質はアミノ酸の連鎖したものであるので人体にとり大変有用である。またミネラルも豊富に含まれる。

私の蜂場では、フレームの全面が蜜蓋されてもしばらくはミツバチに任せた管理をしている。これは、マヌカ蜜の特有成分メチルグリオキサール(MGO)の活性が巣箱内の環境下で亢進してくることに期待しているからだ。この事を詳しく書くと企業秘密となってくるのでこのあたりにしておかざるを得ないが、MGOはもともとマヌカ花蜜には存在せず、その前駆体のジヒドロキシアセトンが変性したものなのだ。
従ってスーパーのハチミツと弊社製品とはまったく全てが異なる。私がこちらで生産し始めた、まだ日本ではマヌカハニーと言う名さえ知られていなかった23年前(1995年)、スーパーの蜂蜜しか知らなかった一般の顧客様は、弊社製品を味わい「今まで食べていたものは一体何だったのだろうか?」と、恐らく愕然としたことでしょう。事実、そうしたご報告を当時はよく頂いたものだ。

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