自然に戻った飼育を心がけて

2017.11.07

弊社のマヌカ樹林に展開する養蜂場も今年は開花がいつもより早く、山全体がまるで雪が降ったように白一色で覆われはじめている。ミツバチたちはすぐ近くの花蜜を忙しく採り集め、せっせと巣箱に運んでいる。それこそマヌカ自生林のど真ん中に巣箱を設置しているので、ミツバチにとっては最高の環境といえるだろう。
ベースの蜂場から運んで解放すると、本当に嬉しそうに空中を旋回するのが分かる。蜂は機嫌の良い時は決して攻撃したり刺しには来ないものだ。ミツバチたちにこうした自由を与えることができるのは本当に嬉しく、私自信、自然界の一員となり幸せな気持ちになる。 彼女達(ミツバチは女系集団)にはこうして自由気ままに本来の姿に戻り、飼育されていることを一時でも忘れて花蜜を集めてほしいものである。

このように自然に戻った飼育方法が、結果的には健康に役立つ製品を世に送り出すことができると思っている。
通常、人工的な飼育はどうしてもミツバチにストレスを与えてしまい、決して得ることはない。これは畜産業を見れば如実に物語るものであり、鳥インフル・口蹄疫・狂牛病など上げたらきりがない。これらの主な原因はあまりにも人工的な飼育に偏った帰結である。当地でも大規模養蜂が主導であるが、規模が大きくなるほど飼育が人為的になり多くの問題が指摘される。因みに勿論、養蜂は畜産業に分類される。

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