メチルグリオキサール(MGO)1

2017.11.16

今日はマヌカハニーの特有成分メチルグリオキサール(MGO)について少し話そう。
このメチルグリオキサール(以下本文略MGO)については、マヌカハニー中に発見されてまだそれほど時間が経っていない。以前からマヌカハニーには強い活性力があることが様々な実験でもよく認知されていた。しかしそれが何の成分であるのかは、20余年にわたる研究でも全く解明されていなかったのである。マヌカハニー研究の第一人者であり、私の恩師でもある故ピーター・モーラン博士を初めて国立ワイカト大学に訪ねたのが、今から20年も前の事だった。

先生は英国ウェールズ出身で、親しみやすくとても気さくなお人柄だ。私にも分かりやすく、よく冗談を交えて様々な事を教えて下さったものだ。特にマヌカ樹木の分類につきご教示頂き、発売に至っているインカナム種のマヌカハニーについての活性度研究にはとりわけご熱心であった。
こうした研究に生涯をかけた研究者で、その研究成果は広く世界的に知られている。先生は当時、マヌカハニーの活性成分についての私の単刀直入な質問に対し、その決め手となる成分について以下のメールを送って下さったのである。

We have not yet isolated the component in a pure form to allow its identification. All I know so far is that it is a small molecule 9 around Mr 200,very hydrophilic.
(我々は今のところ活性物質を純粋な形で取り出す事ができていなく、それがどのような物質か明確でないが、非常に親水性が高い小さな分子で molecule 9aroundMr 200 付近であると推定している。)

この事は、リニューアル前の弊社ホームページにも掲載してある。 http://www.tcn.co.jp/pps/manuka/index.htm

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