健康でいることの条件・1

2017.11.21

強い風と共に本格的な春がやってきた。すべての生き物が活動的だ。私の部屋の軒下に藤の木があるが、ここに小鳥が枯れ草を運び、今年も住み心地の良さそうな巣を器用に作り出している。まもなく卵を産み、子育てが始まろうとしている。蜂たちも日を追うにしたがって巣箱上空で賑わってきている。
季節の入れ替わりには色んな事が起こる。家内は幼稚園の教諭をしており子供たちと常に接しているが、この時期は圧倒的に風邪引きが多く、幼稚園側もスタッフの人員補強が大変だと言っている。

私は常に思うが、健康でいることの条件は ”如何に強い免疫力を持つか” という事だと思う。今まで多くの顧客様から様々な報告・意見などをお聞きしているが、その印象として、病気になれば病院に行き、専門医に診てもらう。薬代などの医療費は国保があるなど、考え方そのものが実に人任せで楽観的な要素を感じてしまう。それはそれで結構なことであるが、やはり重要な事は病気にかからない事だ。感染症・生活習慣病・癌などの重大疾患まで医療機関は大繁盛、国保は大赤字。やはり考え方一つで大きく異なってくるように思えてならない。病気になれば大きなストレス・苦痛・身体へのダメージ、時間の損失等々・・・ これらを金額にしたら大変な支出となってしまう。
なんでも金に換算したら品が無くなってくるが、一回風邪を引いただけでも相当な金額を損をすることになる。その度合いはその人の収入によって異なるが、とにかく損失であることには間違いない。そんな現実的な考えをすると、私のようなケチ人間は絶対に病気にならない。またそうしたリスクのあるところには近づかない事となる。自然と接している職業柄この点では恵まれていると思うが、都会での生活ともなると、これにはどうしても限界がある。

感染症について人の目視力では、肉眼の分解能は約0.2mmまでとの事、常に顕微鏡を携帯するナンセンスな奴は何処にもいない。要は敵が見えないのである。だから恐怖が付きまとう。となると唯一の保身の術は、長い年月において培わった免疫力を大事にするしかない。ミツバチの病気で最も怖いアメリカ蛆腐病について以前に触れたことがあるが、結局は薬剤などに頼るのではなく自己免疫力を亢進させるしかない。それには、何といってもストレスのない自然に接した養蜂しかないように思う。ストレスとの関連は、蜂に関わらず人間においても健康維持上、非常に重要な要素となる。

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