中古のヨーロッパ車

前回に引き続き車の話になるが、日本車ばかりではなくヨーロッパ車も乗ってみたくなり、中古車で輸入されたばかりの例の ”New Zealand New ” なドイツ車を手に入れたことがある。
日本車に比べ個性があり、やはり面白さがある。日本車はよくできていて何ら欠陥なく快適だが面白さがない。要はどのメーカーも同じで個性的ではないのである。その点ヨーロッパ車はメーカーによって大きく異なる。こうしたキャラクターを楽しむのは飽きないのだが、困ったことに色んな所が故障する。大きな故障ではないが、”片窓が開かない・方向指示器が片方つかない・ブレーキランプやワイパーの不良・エンジンオイル漏れ・ベルトのキシミ音・バックミラーの調整ができない” など上げたらきりがない。
同じ中古で輸入される日本車にはこうした問題がまず生じない。これは日本人のプライドに関することのように思う。自動車会社であるメーカーは多くの下請け業者を抱え、彼らが作ったパーツを使って組み立て完成させる。そこには下請け業者のものづくりに対するプライドや哲学が存在し、メーカーは下請け業者とうまくマッチングを取って欠陥のない製品を世に送りだす。こうした集団性に関する仕事は日本人は非常に優れていると思う。その点、ヨーロッパ車やアメ車はとにかく日本車に比べ故障が多過ぎる。(つづく)

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