健康でいることの条件・3
2017.11.24
長年製品の生産と供給をしてきて、様々な顧客様からのお問い合わせやご相談はじめ、個人的レベルに至るまでメールや電話でのお付き合いをさせて頂いている。
この間に感じた印象として、やはり健康を維持するには如何に消化器官が大切であるかは、前回感じていることを話した通りである。沢山の顧客様とはいえ、メールや電話によるもので対面ではないので判断が難しい所もある。しかし回数を重ねるにしたがって、電話口でのお声の変化やメールでの文面の端々で、ある程度の判断が出来るようになる。結論的には、ご相談頂く顧客様のエネルギーの産生力が、如何程かを知ることが大切なように感じる。
前回にも話したように、エネルギーは全細胞の個々に存在する小器官ミトコンドリアでATPが産生され、これはADPが主にATP合成酵素によって生成される。ATP(アデノシン三リン酸)は、ADP(アデノシン二リン酸)にもう1つリン酸分子が付いたもので、高エネルギーリン酸結合と呼ばれている。ADPからATPを合成するには水素イオン勾配によって、まるでダムから流れ落ちた水が水車を回して発電する水力発電のごとく産生される。このATPの3つのリン酸基の1つがはずれ、ADPになったときにエネルギーを放出し、この反応は可逆的で上記の繰り返しによって次々とADP→ATPが新たに作り出されて活動力となる。(続く)