マヌカハニーと負の作用
マヌカハニーと負の作用
マヌカハニーは、特有成分メチルグリオキサール(MGO)の強力な抗菌・抗ウイルス作用により、様々な健康維持に貢献します。
とりわけ腸内フローラ(腸内細菌叢)を整えることによる体質改善に大きく期待できます。
それだけ強力な抗菌活性が期待できるMGOですが、必要な有用菌まで除菌してしまったり、摂取後に胃が荒れてしまう、といった負の作用はありません。
MGOの毒性とは
高濃度のMGOはあらゆる細胞の生育を阻害し、細胞毒性を示します。
しかしながら、その毒性は私たちに具わったグリオキサラーゼⅠ・Ⅱという酵素により分解され乳酸に変わります。
有用菌類や正常細胞はその酵素の産生を行い、MGOの毒性を無毒化することができます。
アルカリ環境を好む有害菌類はその酵素の産生が少ないため、MGOの毒性を無毒化することができません。
その結果、有害菌類のみが除菌されます。
人工抗菌薬とは異なる選択毒性(ここでは有害菌・ウイルス病原体・異常細胞のみに毒として働く)を持っていることが最大の特長であり、優れた点です。
腸内には天文学的数値の1000兆個に達する細菌が存在し、その総重量は2kgと言われています。
この中には様々な菌がいますが、割合では日和見菌が大部分で、この菌は有用菌が優勢な時は有用菌に加担し、逆に有害菌が優勢な時は宿主の健康にとって好ましくない働きをします。
したがって、私たちの健康は、如何に有用菌を常に優勢に活性化するかが健康への大きなカギとなります。
マヌカハニーの殺菌力と負の作用
消毒液のフェノール希釈液と比較した場合には、フェノール液の医療用消毒の希釈例は2%~5%、弊社製品のストロングマヌカハニーならば31%~39%のフェノール希釈液に相当し、かなりの殺菌力を示します。
しかし、先に述べたMGOの選択毒性のおかげで、有用菌類まで除菌してしまうことはありません。
例えば、人工抗菌薬のように腸内環境を正常に保つ菌類まで攻撃し、そのために下痢をおこしたり深刻な薬害を被る、というようなことは起きないのです。
耐性菌という負の作用
MGOの抗菌・抗ウイルスの作用機序(仕組み)についてはすべてが解明されているわけではありませんが、天然の活性物質の作用機序(殺菌、静菌のメカニズム)は複雑な所以、耐性構造を容易に生み出すことができないメカニズムがあります。
酵素レベルの細菌類にとって単純な作用機序である抗菌薬や抗ウイルス薬による耐性菌や耐性ウイルスの出現といった問題は起こりません。
ご参考までに、抗生物質の使用と副作用、はちみつの推奨について、医療関係者のコメントを紹介いたします。
( https://www.youtube.com/watch?v=4Oc2828z3OQ&feature=share )
乳児ボツリヌス症
ボツリヌス菌は酸素のない(少ない)状態で増殖する偏性嫌気性菌であり、嫌気状態で増菌する際に毒素を産生します。
したがって、酸素のあるところでは生きていけない細菌のため、土壌や泥中に芽胞の状態で多く生息しています。
その芽胞が混入したはちみつを1歳未満の乳児が食べた場合には、胃酸や腸内細菌が未熟なため、腸管で発芽・増殖して毒素を出し、乳児ボツリヌス症を起こす恐れがあります。
その症状として、元気がなくなる、哺乳力の低下、便秘、筋力の低下などが見られます。
1歳以上(正確には生後8カ月)であれば、胃酸で殺菌され、腸内細菌によってボツリヌス菌の発芽や増殖を抑えることができ、中毒症状を起こすことはありません。
厚生労働省では「はちみつ自体はリスクの高い食品ではありません。1歳未満の乳児にはちみつを与えてはいけませんが、1歳以上の方がはちみつを摂取しても、本症の発生はありません」としています。