ブラジル産プロポリス原料の真実 ep06. 原料の安全性について

原塊の現地での集荷は、大規模養蜂場を中心に実施するのが買い付け量がまとまり効率が良いのは当然です。しかし、養蜂の規模が大きくなるにしたがい管理がより人工的となるのは当然で、蜂場から薬剤散布が盛んに行われる雑穀耕地・綿花栽培地・柑橘栽培地が近接したり、都市や高速道路に近くなり自然環境から遠退き、それらのマイナス面がプロポリス原塊に及びがちです。また飼育に薬剤が使用される機会が増し、近年は群勢を活発化することにより収量を上げる抗生剤に属する薬剤が隣国のアルゼンチンより入っていて、それが大規模養蜂場で使われるようになりました。

原塊についての数々の問題点を指摘すればきりがありませんが、こうして輸出される原料はまだ良いほうです。大変心配し怖いことは、輸出用に売れないはずの粉が日本向けに利用されていることです。つまり原塊を巣箱より採取するとき、蜂場内にビニールシートなどを敷き、その上に巣箱を置き、養蜂家の必需的道具ハイブツールをはじめ、ヘラやナイフなどを使ってかき取るわけですが、産地の中部高原一帯は非常に乾燥した地域で原塊が巣箱にセメント状にこびり付き、これを強制的に剥離します。このとき巣箱に塗ってあるペンキも一緒に原塊と混ざり剥げ落ちます。こうして採取された原塊を養蜂農家では輸出用として付加価値を上げるため、こそげ落としたときの原塊の粉末・蜂の死骸・蝋・古釘など諸々の不純物をフルイにかけて除去し、ブロック状の原塊を取り出すわけです。この作業で細かいペンキの粉も原塊の粉に混ざり他の不純物と共にフルイの目からビニールシート上に落ちます。以前まだ日本がプロポリス原塊をそれほど購入していなかった頃は、これらフルイ落ちしたものはカスとして捨てられていました。しかし、商社などの介入により原塊の値上がり現象以来、このカス中の粉が現地の抽出メーカーにより買い集められ、抽出用に利用され、日本向け瓶詰め製品として輸出されるようになりました。そして日本向けに瓶詰め製品を製造している業者のほとんどは日系業者も含め、この粉を利用している可能性があること、または原料輸出業者がサイドビジネスとして、輸出用原塊を選別した後のペンキなどの付着した原料で自ら抽出液を製造し、製品の輸出をしていることが私どもの情報から事実と考えられます。これは彼らの輸出価格や日本での販売価格から判断しても裏付けられます。