mgo MGOについて
MGOへのこだわり
TCNマヌカハニーの魅力は天然メチルグリオキサールMGO数値にあります。
MGOはTCNの登録商標です。
MGOは株式会社TCN(旧テクノート)がはちみつに対する登録商標として、平成23年より特許庁に認められています。
MGOとは?
MGO(天然メチルグリオキサール)は、グリオキサールにメチル基がついたグルコース由来の高反応物質で、強い活性作用が特徴です。地球上の全ての生物に広く存在し、生体内で作られる物質でもあり、食品中にも微量ながらも含有されています。つまりメチルグリオキサール自体はマヌカハニー以外にも普通に含まれているものなのです。
食品中に含まれるメチルグリオキサールは、コーヒーやココアなどの場合、多くても1kgあたりで40mg程度。TCNストロングマヌカハニーは、最高ランク品でその約30倍近くにもあたる1100mg/kg(マヌカハニー1kg中に含まれるMGO量)が含有されており、他の食品では見ることができない驚異的な数値です。
通常1000mg/kgを超えるMGO値のマヌカハニーは元来大変希少な蜜であり、近年の世界的異常気象により収穫量が非常に不安定化しております。今後の販売ロットでは、MGO1100を基準に上下数%程度のMGO値が変動する可能性もございます。
実は、超高活性グレード品は産地ニュージーランドでさえほぼ販売されていません。
なぜなら、メーカー側は高ランクの製品を100%の純粋製品として販売するよりも、低ランク製品とのブレンドにより活性度をある程度上げたブレンド品を量産するほうが商売になるからです。つまり売り手にとっても買い手にとっても、そこそこのレベルの製品が利益面でも供給面でも理にかなっているのです。
分析書同梱を始めた元祖企業
TCN製品は、天然メチルグリオキサール(MGO)含有量試験分析により等級ランクを決定し、全てのボトルに「MGO含有量試験分析書・和訳翻訳書」を同梱し、確実な製品をご提供させていただいております。TCNは平成22年4月よりMGOの表記を始め、マヌカハニー製品に分析書を同梱した元祖企業です。
弊社でのMGO含有量測定試験は、ニュージーランド政府が正式に認可する分析機関を採用しています。その中でもより信頼性が高く、分析技術の向上に積極的な「ALS Food and Environmental NZ.」にて、厳格に分析された数値となります。
MGOの“産生”
Point.1|ジヒドロキシアセトン
マヌカハニーの特有成分メチルグリオキサール(MGO)の産生には、マヌカ木の花蜜中に含まれる「ジヒドロキシアセトン」が必要不可欠です。マヌカハニーの命といっても過言ではないでしょう。このジヒドロキシアセトンが存在し、なおかつみつばちと巣箱という環境があってこそのMGOとなります。
Point.2|インカナム種マヌカ木
マヌカ木ならば何でも良いというわけではありません。弊社が養蜂を展開するのはニュージーランド北島の約200エーカー規模、推定150万本のインカナム種が群棲する山岳地帯。TCNのマヌカハニーはこのジヒドロキシアセトンを豊富に含むインカナム種のマヌカ花蜜が由来となります。活性強度の鍵を握るのはこのインカナム種マヌカ木なのです。この花蜜は、マヌカハニーの特有成分メチルグリオキサール(MGO)の前駆体ジヒドロキシアセトンを多く含み、みつばち達が巣箱内へ運ぶことにより貯蔵蜜として蓄えられます。
「ジヒドロキシアセトン(DHA)」の含有率が鍵となり、みつばちがゆっくりと巣箱内の蜜の温度を37~39℃まで上げることでMGOに変化します。ジヒドロキシアセトンはMGOの前駆体、つまりMGOを生成する前段階の物質であることが近年確認されています。したがってMGOそのものは、元からマヌカ木花蜜中に含まれるものではありません。みつばち達が集めてきたマヌカ花蜜から巣箱内の環境のもとで産生されるのです。これを裏付ける事例として、ジヒドロキシアセトンを含有しないはちみつに、ジヒドロキシアセトンを注入しみつばちの体熱程度で加温するとMGOが生成されていきます。
尚、こうした非常に強い活性力に対し有害菌類はその毒性を感受しますが、有用細菌類はMGOを分解する酵素があり何ら影響がありません。それは有害菌類と有用菌では繁殖条件や環境が異なるからだと示唆されています。
したがって抗生剤・抗生物質を代表とする抗菌薬は広域な菌類が感受性を示し有用菌まで毒性を与えてしまいますが、MGOはこうした欠点がないのが大きな特長であり、そこが薬剤とは大きく異なる処です。
MGO発見以前の測定方法
マヌカハニーの活性度ランクは、MGO含有量によって決定されますがマヌカハニーの特有成分がまだ特定されなかった頃、活性度ランクに対する様々な試験方法が存在していました。測定方法は、MGO含有量測定試験とは大きく異なった「ハロー試験」と呼ばれるもので、それぞれ決められた濃度で培養した菌への抗菌力を、消毒液フェノールとマヌカハニーとを見比べて判断する方法です。
例えば、同じ培地(培養の為のベース)で培養された菌に対し、マヌカハニー検体試料の周囲にハロー(発育阻止帯:細菌の発育がない透明な部分)ができた大きさを測定します。
同条件の他の培地では、消毒薬フェノール希釈液で同じ試験をして見比べることにより判断します。しかしあくまでもこれは人の目視による判断であり、大雑把な判断方法といわざるを得ないでしょう。
また測定に使用するフェノール液の品質の良否、フェノール液に対する試験菌の感受性、過酸化水素除去に使われる酵素カタラーゼの良否、ハロー試験に対する測定者の技量によっても誤差が生じてしまいます。
本来であれば同一検体を各分析機関において複数回に渡り試験を行い得られた平均値を採用すべきでしょうが、数値結果にバラツキが大きく実施されていないのが現状です。このハロー試験による黄色ブドウ球菌を用いたフェノール消毒液との対比検査による従来の方法では、測定値に大きな誤差が生じ、その差が+-25%から40%以上にも及ぶため、MGOの発見後はその信頼性を失いました。
ニュージーランド第一次産業省はMGOの含有量測定によるものだけを
正式基準としています。
MGOとUMF
一般的なはちみつに広く含まれる過酸化水素(グルコースオキシターゼによって生成される)以外にも、マヌカハニー独自の抗菌作用として、まだ未解明の成分が関わっているのではないかと何十年間も議論が交わされてきました。しかしその化学物質を特定するには至りませんでした。そんな状況にも関わらず、従来の分析方法(フェノールによる比較試験。NPAやUMFなど)は早々に商用目的で紹介され、抗菌性分析によってプレミアム商品に分類されたのです。
さらにマヌカハニーの生産量をはるかに凌ぐ製品が、マヌカハニーと称されて輸出されている事実から、活性度の偽表示が問題化し、国際間の訴訟にまで発展。このままでははちみつだけに関わらず、ニュージーランド全体の一次産業の世界的信用をも失墜させてしまう懸念から、ニュージーランド第一次産業省(旧農務省)によって多くの表示方法(NPA・TA・UMF等々)は不認証となり、MGOを唯一の指標と定め、その表示を義務付けると共に従来の活性度試験を否定、輸出されるマヌカハニー製品は法律によりメチルグリオキサール(MGO)含有量をラベル表示しなければなりません。
MGOと活性強度の相関関係
MGOの数値から活性強度(=UMFに相当するもの)を算出できます。
MGO(天然メチルグリオキサール)と
活性強度の相関関係自動計算
活性強度数値
MGO(天然メチルグリオキサール)数値
計算式に用いられる数式はドイツドレスデン大学で実施された相関関係に基づいています。
MGO表示の真実
マヌカハニーは、様々な企業や団体によって実に多様な解釈のもと品質基準が記されています。その「情報源」を絞り込んで行くと、ニュージーランド国立ワイカト大学生物科学研究所にたどり着きますが、この情報を様々な企業や団体が其々に最も有利な解釈をしたり、または誤ったデータを巧みに利用し発表しているのが現状です。このように誤った解釈が消費者に浸透することにより、マヌカハニーの将来と消費者への正しい理解に関して弊社は強い危機感を感じており、以下、ここに信念をもってその真実を掲載致します。
故ピーター・モーラン博士(国立ワイカト大学生物科学研究所教授・元はちみつ調査研究所所長)『論文:非過酸化物抗菌作用とメチルグリオキサール濃度の真の関係性』
以下の9つは、論文の中から最も重要な記述箇所を抜粋し、分かりやすくまとめたものです。是非ご一読ください。
- 論点01|グラフがカーブし、直線ではない
(日本語訳)
別の問題の一つは、NPA(非過酸化物抗菌作用)とメチルグリオキサール濃度の相関性のグラフがカーブしており、直線ではないと考えられていることです。(例として Figure3 参照)
- 論点02|値を合わせて直線にすべきではない
(日本語訳)
わたしが初めにワイカト大学の化学学部の同僚が作成したこのグラフを見たとき、データの値を 2つの別の直線で示し、全ての値を合わせて曲線にするべきではないと意見を言いました。(Figure2 参照)NPA 評価が 0 から始まらないという現在の認識は、グラフが2つの別の直線にするべきという考えを明確にしました。
- 論点03|直線になるべき別の理由
(日本語訳)
直線になるべき別の理由は、メチルグリオキサールとフェノールどちらも、それぞれの抗菌作用との関係が直線である為、メチルグリオキサールとフェノールの関係性も直線になるはずであるからです。
- 論点04|両方が完全な直線を示す
(日本語訳)
広範囲の抗菌レベルにおいてフェノールとメチルグリオキサール両方が完全な直線を示します。
- 論点05|MGOとNPAの相関性グラフ
(日本語訳)
マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサールと NPA(非過酸化物抗菌作用)の相関性を曲線で示したグラフ。 このグラフはUMFHA*のウェブサイトに最近まで載せてあったメチルグリオキサールとNPAを変換する為に計算機により出されたデータを描いたグラフ。
- 論点06|相関性の評価は間違っている
(日本語訳)
広く使用されている全ての値を集合させた相関性の評価は、いずれにしても間違っていると思われます。
- 論点07|心にとめておくべき重要なポイント
(日本語訳)
心にとめておくべき重要なポイントは、抗酸化物質の協力作用が NPA(非過酸化物抗菌作用)を上昇するということは、マヌカハニーの抗菌作用は過酸化水素を除いて分析したときにマヌカハニーに含まれるただ一つの重要な抗菌物質であるメチルグリオキサールによるものであるということです。
- 論点08|マヌカハニーの抗菌作用を示す最良の方法
(日本語訳)
メチルグリオキサールの濃度のみを示す方法によりマヌカハニーの抗菌作用を示すのが最良の方法だと思います。この方法は単純に、抗菌作用はメチルグリオキサールの濃度の割合に比例するということを消費者へ知らせることのみが必要です。
- 論点09|メチルグリオキサールの量による評価
(日本語訳)
メチルグリオキサールの量による評価は、販売会社が実際の NPAではない紛らわしい数値を使用する問題を乗り越えることができます。
何のグラフですか?
下記参考資料のグラフ(C)は、UMFはちみつ協会によって公式発表されているものです。学者や研究者が発表する(A)(B)のグラフと比べ(C)は大きく下にカーブを描いています。このグラフ(C)はUMF数内をMGOに換算した際に、多く含まれているように見せかけた意図的に誇張した図になり、学術的な根拠はなく間違ったグラフです。